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玄米屋たいぞうの想い48 ( 本当の感謝とは?)

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人間に限らず、すべての動植物は自身が生きるために、他の何かの存在を自身に取り込まなければ、生き続けることは出来ません。

 

そして、人間という存在は他の生物よりも多くの、あらゆる動植物や無機、有機物質を取り込む能力を持つことで生物界の頂点に立ち、いま現在、地球上で最も進化した動物として存在しています。

 

 

私はそんな人間の一人として、その存在を維持するために、これまでたくさんの他の存在を犠牲にし、今を生きています。

 

 

先人の教え、私の親や他の大人たちは、その他の存在や食べ物に感謝しなさいということを、私の小さな頃から教えてくれました。

 

 

しかし残念ながら、なぜ感謝しなければならないのか、感謝するとどうなるのか、それを私に明確に教えてくれる人はいませんでした。

(というよりも、教わる機会に恵まれなかっただけかもしれません)

 

 

 以前の私にとっては、「感謝」ということの本当の意味や、また「謙虚である」といったことの意味を理解することは非常に難しく、自身の混乱すら及ぼすほどの問題でありました。

 

 

「食べること」「食べられるもの」に感謝する、”ありがとう”と言う、”いただきます”と言う

 

 

「なぜそのような行為を行うことが大事なのか」、深く問い詰めても、以前の私には、その答えが見出せなかったものです。

 

 

 

 しかし今、私はある答えを見出すことに成功しました。

 

 

もちろん、その答えが正しいとか完璧な答えだと思っているわけではありませんが、それでも今、私が持ちうる最善の答えだと思っています。

 

 

 

いま現在、皆が様々な食品を手軽に手に入れることのできる、この日本という国は本当に素晴らしい国であります。

 

 

なぜなら、自身が生きていくために取り込まなければいけない他の存在が豊富に存在し、苦労する必要なく手に入れることが出来るのですから。

 

 

そのような状況を作り出してくれた先人達や過去の存在にどれほど感謝すべきことでしょう。

 

 

 

しかし、感謝するとどうなるのでしょうか。

 

 

ただ、「有り難う」と言えば先人は喜び、食べられた他の存在は私を許してくれるのでしょうか。

 

 

私はただ言葉に出すことが本当の感謝だとは考えていません。

 

 

その先にあるものが大事だと思うのです。

 

 

 

野球のトーナメントでの試合を例にとります。

 

 

勝負である以上、必ず勝者と敗者が現れます。(つまりは食べるほうと食べられるほうです)

 

 

トーナメントですので、勝者には次の勝負が待っているわけですが、そのとき負けた方はどのような気持ちでいるのでしょうか。

 

 

その勝者に対して「おまえなんか負けてしまえ」などと考えたりするのでしょうか?

 

 

私はおそらくは皆がその勝者を応援するのではないかと思うのです。

 

 

もちろん、その試合の内容や敗者に対しての態度があまりに酷いものであったならば、そのようなことは無いかも知れません。

 

 

しかし、立派な試合をすることを心掛けていれば、敗者も必ず応援をしてくれるのではないか、味方になってくれるのではないかと思うのです。

 

 

 

であるならば、常により良い試合を心掛け、敗者の心に応えた試合をするべきなのです。

 

 

食べられたものが自分の一部になり、自身の活力になってくれるのです。

 

 

その敗者、食べられたもののためにも、私たちはより良く生きなければなりません。

 

 

より良く生きることで、より良い未来を繋いでいかなければならないと思うのです。

 

 

 

この思いに至ったときに、私は感謝ということの本質の一端を、ようやく理解することが出来ました。

 

 

 

今の日本はあらゆる面で恵まれた国といえるでしょう。

 

 

しかし、そこに住むたくさんの人達が「自身がどれほど恵まれているか」に気付かないまま生きているように私は思えてなりません。

 

 

これほどまでに今の社会は恵まれている状況であるにも関わらず、まだ今よりも良い食料があると信じ、健康志向の方も、そうでない方もあらゆる形でより良い食べ物を求めています。

 

 

しかし、そもそも人間が食べることの出来る存在に、良い悪いなどということは無いと私は思うのです。

 

 

どのような食料も自身の一部や活力となってくれる存在であり、感謝すべき存在なのです。

 

 

私たちが今すべきことは、食料(敗者)に対して「良い」「悪い」と評価をつけるのではなく、自身の食べ方(試合のあり方)に「良い」「悪い」の評価をつけることなのではないでしょうか。

 

 

そのように考えれば、今自分がいかに食べるべきか(いかに生きるべきか)が問われていることと、それに真摯に応えることが、本当の感謝であるということに、自然と想いが至ることでしょう。

 

 

そうすれば、誰もが好き嫌いなどせず、あらゆる存在に慈しみを感じ、より良い食事のあり方を実行するということにつながっていくと考えています。

 

 

 

玄米屋たいぞうは、そのより良い食事のあり方を考える手段の一つとして「玄米」にスポットをあてているのです。

 

 

玄米屋たいぞうの想い49 ” 木村さんのリンゴ ” につづく

 
 

 

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