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ガンについて

 

いまや日本人の4人に1人は花粉症に悩まされているそうです。

 

 

他にも「2人に1人はガンに罹る」などとも言われ(つい何年か前までは3人に1人だったのですが・・・)、その発症の若年化も声高に叫ばれています。

 

 

また、若年性の糖尿病を発症する人も、ますますの増加傾向にあるとのこと。

 

 

糖尿病に限らず、どのような病気でも、年を重ねれば体に何かしらの異常をきたすのは当たり前のことですし、年配方については病気の発症を必要以上に怖れることよりも、マメな検診による早期発見の方が大事ではないかと、私は考えています。

 

 

 

 ですが、「若者であっても先のような異常をきたす出来事が増えてきた」という事実については、それを当たり前などと考えてはいけないでしょう。

 

 

人生の中で最も肉体が健全であるはずの若者が、先のような自律神経系および免疫系の疾患に悩まされ、健康な肉体を持てない・・・などという出来事には必ず何かしらの理由があります。

 

 

その理由を自分たちではなく外部環境のせいにすることは、自分たちを正当化するためには楽(ラク)な行為ですが、私が考える理由、原因は少々違います。

 

 

 

外部環境が原因であることには違いありませんが、現代の社会環境が人が生活するにあまりにも楽(ラク)な環境になってしまったがために、自らの肉体の自律神経系のコントロール能力や代謝能力、腸内環境などの「脆弱化」を招いてしまったがゆえの結果、というのが私の見解です。

 

 

ですから、日常の生活において自分の肉体に適度なストレス(あくまでも適度なストレスです)を与えてやることが、肉体が本来持っている正常な機能を取り戻すために役立つと考えられるわけです。

 

 

そして、その適度のストレスを与えるための手段には様々なものが挙げられますが

(例えば適度の有酸素運動をすることや、ある程度不衛生な環境で過ごすことが挙げられます)

食品の摂取を考えたときにおいては玄米の摂取こそが現代社会においては日常的に適度なストレスを与えるために、最も便利かつ有効である、と私は考えているのです。

 

 

人に適度なストレス(負荷)を与えつつも、人が生きるために必要な栄養を豊富に、しかもバランスよく含んでいる食品。

 

 

それが「玄米」です。

 

 

玄米の摂取による人へのストレス(負荷)には、例を挙げると

「ある程度噛まなければならないこと」、「食べてもすぐにはエネルギーとして利用されないこと」、「消化吸収に時間がかかること」、「様々なミネラルを含むがゆえにそれらを代謝する必要があること」

などが挙げられます。

 

 

営養をバランスよく含み、それでいて人間の体に適度な負荷を与えることが出来、しかも毎日食べても飽きず、恒常的に摂取しても問題ない食品など「玄米」以外にはそうそう見あたりません。

 

 

他に麦飯や雑穀飯なども挙げられますが、営養面はともかく、肉体に適度な負荷を与えることを考えた際には、やはり玄米こそが最適だと言えるでしょう。

 

 

 

 

 

アレルギーや免疫不全などの病気はやっかいではありますが、どれほど健康な人間であろうが、人は皆何かしらのアレルギーは持っており、誰もが何らかのアレルギーを発症する可能性はあるのです。

 

 

ですが、その発症レベルに人それぞれで違いがあるため、同じ環境でもアレルギーに悩まされる人とそうでない人があらわれるのです。

 

 

その自分の発症レベルを改善するためには、「日常的に自分の体に与える適度なストレス」が鍵となるのです。

 

 

 

それは免疫活動をコントロールしている自律神経系等についても同様です。

 

 

交感神経と副交感神経の正常な働きを促すためには、適度なストレスの存在こそが重要であり、また、自身の内臓等の機能を高めることにも大きく役立つことになるのですが、くわしく書こうと思うと、とんでもなく長い文章を書かなければならないので、ここでは省かせていただきます。

(申し訳ありませんが医学書を参考にしてください。ウィキペディアも充分参考になると思います)

 

 

とにかく、「楽」に慣れてしまった先進国の人間が、自分達がこれ以上のラクばかりを求めて生きることでどのようなリスクを伴うことになるのか?それをしっかりと認識する必要があることだけは間違いないと言えるのではないでしょうか。

 

 

 

 

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(前回の「アレルギーやガンなどの現代病と免疫の話」はこちらをクリックしてください)

 

 

 

「玄米を食べることは体に良い」と、頭では理解していても、玄米を食べることをストレスに感じるという人は、依然として多いようです。

 

 

特に男性にその傾向が顕著に見られますが、その理由にはおそらく、本能的なところが最も大きく寄与するのではないかと、私は考えています。

(こちらをクリックすると、その考察についてのページに移動します)

 

 

 

また、玄米を食べることをストレスに感じる方々の理由を考察すると、そのもっとも大きな原因として、現代人特有の「脆弱な消化能力」が挙げられるのではないでしょうか。

 

 

脆弱な消化能力と言うと、大変失礼な言い方ではありますが、はっきり申しまして、今の日本人ほとんどの人達が、自身の内臓の能力を、本来あるべき姿よりも相当に低下させた状態にしている、と言っても過言では無い、と私は思っています。

 

 

 

今、日本に住む多くの人達が、これほど充分な食料に恵まれた状況であるにも関わらず、まださらなる栄養を求め続け、さらにはそれらを楽に摂取できるようなカタチであることを望んでばかりいるように思えてなりません。

 

 

柔らかいものや、甘いもの高脂肪高カロリーなものばかりをもてはやし、消化しづらいものや、栄養を摂取しづらいような食品を食べることは敬遠するという傾向に歯止めが効かないのが現実です。

 

 

 

そして、そういった敬遠されるような食品については、様々な業者が消化しやすく加工したり、その栄養分だけを抽出することにより、人が便利でラクなカタチで摂取できる様にされているわけですが、しかしそれも効率的なようでいて、実は人の体をただ甘やかしているだけでもある、ということを認識する必要があるでしょう。

 

 

戦前生まれの方々や途上国の人達と比べて、常に自身を甘やかすような食生活を送り続けている現代人の「内臓力」は、非常に「脆弱」であるといえるのです。

 

 

 

ですから、その脆弱な現代人にとっては、玄米のような消化しづらい食品、様々な雑味成分を含んだ食品は、自分の体にとっては優しくはない食品であるため、どうしても敬遠する傾向になってしまう、といった具合です。

 

 

 

ちなみに、自身の消化能力を向上させ、内臓力を向上させるためには、あえて消化しづらいものや、そう簡単には栄養を抽出できないような食べ物を進んで食べる事が重要だという仮説があります。

(もちろん程度と言うものはありますので、その辺は行き過ぎの無いようバランスを考える事が大事です)

 

 

 

話は変わって、高カロリー、高脂肪で、柔らかい(つまり消化されやすい)現代食を、生まれてきたときから食べ続けてきた我々現代人。

 

 

私達は、基本的に小腸から栄養を吸収するシステムを中心に機能させています。

 

 

しかし、難消化性の食物繊維などが豊富な、玄米などの未精製の穀物を中心とした食事を摂取した際には、小腸での栄養吸収だけでなく、大腸での栄養の吸収が起こり得るのです。

 

 

玄米には豊富な食物繊維が含まれていますが、人は食物繊維を消化することは出来ないため、消化されずに大腸に送り込まれた食物繊維は、そこで特定の菌による発酵が起こります。

 

 

その発酵により生じた脂肪酸を、人は大腸から栄養として吸収する、といった大腸での独自の栄養吸収システムが活発化されるのです。

 

 

この大腸での栄養吸収システムは、肝臓を介さずに直接全身に栄養が運ばれるなど、体にとって様々な面から効率が良く、元来、日本人はこの大腸での栄養吸収システム能力を進化させてきました

 

 

玄米自体の持つ栄養だけでなく、細菌による発酵の際に、新しく生成される栄養を吸収できるような能力を、日本人という種族は長い年月をかけて磨き続けてきたのです。

 

 

ですから日本人は、大陸の肉食系の人種とは違い、腸が長く発達してきた訳ですが、現在の社会においては急激な肉食の普遍化が進むことで、その特徴が逆に自分達の首を絞めることになってきています。

 

 

 

日本人の大腸ガンの増加が、それらの現象の一つであると言えるでしょう。

 

 

 

「大腸ガンと玄米食のお話」へつづく (現在作成中です。今しばらくお待ちください)

 

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玄米屋たいぞうのお客様の中にも、玄米食で「がん」が治療できると考えておられる方が、たまにいらっしゃいます。

 

 

果たして本当に玄米を食べてガンが治るなどということがあるのでしょうか。

 

 

それに関して随分前ですが別サイトにてブログを書いたことがあります。

 

 

このページからそのブログへとリンクを張っておいたのですが、そのブログの運営会社がブログサービスを中止し、リンクが切れてしまったため、以下にその過去記事を抜粋しました。

 

 

 

     ローカルブログサイト【クチコミまっぷ】の過去記事

 

 

玄米屋たいぞうに来られるお客様の中で、たまに「玄米ってガンに効くんですよね?」と聞いてこられる方がいます。

 

 

玄米を食べるとガンが治るのでしょうか?

 

 

結論からいえば、「玄米を食べただけでガンが治るなどというようなことは無い」といえるでしょう。

 

 

玄米を神聖化して広めようとしている人達の勇み足でしょうが、そんな旨い話はありえません。

 

 

ただ、玄米食を日々の食生活に導入することで、人間の体の基礎能力の底上げを図ることはできるのではないでしょうか。

 

 

 

しかしながら、私は医者でも学者でもありませんので、それらの人達が書いた論文や自分の経験を踏まえた上での考察でしかモノを言えません。

 

 

また、私は未だ「ガン」を患ったことはありませんし、玄米ごはんがガンになることを防ぐか?防がないか?とか、ガン細胞を消したりするか?しないか?などということをハッキリいう資格も無いかもしれません。

 

 

ただ、私が玄米ごはんを食べるようになったきっかけというのは、私が肝臓を患ったことにあります。

 

 

私は幼い頃の輸血によりC型慢性肝炎という病気になりましたが、以前に焼肉居酒屋を経営していた当時、その病気により肝臓の炎症を非常に悪化させてしまった、ということがあるのです。

 

 

ちなみに肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれており、多少状態が悪くなっても自覚症状を感じないものですが、血液検査をすればGOT,GPTなどといった数値で肝臓の壊れ具合を測ることができます。

 

 

どんどんとそのGOT,GPTといった数値が悪くなっていく中で、インターフェロンといった抗がん剤の一種を投与しないと改善しないようなまでに肝炎が重症化してしまったのですが、その治療も当時は保険の適用が1年間までというものでした。

 

 

インターフェロンの治療が終了すると、また肝炎の重症化が進行していく中で、食事療法で治すことはできないかと私は考え、色々と勉強しました。

 

 

すると玄米に含まれる成分が肝臓の働きを助け、良い効果があるとの情報を知り、モノは試しとばかりに玄米食を試みてみることにしたのです。

 

 

するとどうでしょう、玄米食を試みてから約一週間後の血液検査ではGOT、GPTの数値が正常値に復帰したのです。

 

 

GOT約140、GPT約120といった数値であったのが、それぞれ30,25程度までに改善していました。

 

 

他に別の治療法や薬を試してはいませんでしたので、当時は玄米食に切り替えたことが要因であることに何の疑いも持ちませんでした。

(後で理解したことですが、ただ玄米を食べればよい、というわけでもなさそうです。つまり玄米を中心にした食事法が肝臓への負担を和らげ、ゆっくりと良質な栄養を摂取することで、体にとって良い結果が表れたということです)

 

 

そのような事実があったため、私は玄米という食物の素晴らしさを広め、提供することが、本当に人に喜んでもらえることだと考えるに至ったのです。

 

 

そして独学ながらも、さらなる勉強を続けていく中で、なぜ玄米という食物が肝臓の炎症を改善し、またなぜガンに効くなどといわれたりするようになったのかを、しっかりと理解することができました。

 

 

 

私の患った病気 「C型慢性肝炎」 とは血液を介して、C型肝炎ウイルスというものが体の中に入り込み、そのウイルスが原因となり、肝臓に常にストレスが与えられ、その結果肝臓に炎症が起こり、しかも常に炎症し続けてしまうという病気です。  

 

 

常に肝臓が炎症を起こしているので、健常者よりもかなり高い確率、早い段階で、肝硬変および肝臓ガンになってしまいます。

 

 

「ガン」という病気は、細胞が本来のものとは異質なものに突然変異しそれが増殖した挙句、正常な細胞組織を侵してしまうという病気です。  

 

 

そして、そのガン細胞が発生するメカニズムは、細胞に様々なストレスが常時かかることで細胞が必要以上に傷つき、その細胞が再生する際に突然変異した形で再生してしまい、その変異した細胞が自己免疫による破壊を免れ増殖してしまうというものです。  

 

 

「C型慢性肝炎」「ガン」という病気は、原因となる際の基本メカニズムは同じようなものです。

 

 

つまり自細胞がストレスを受けることで破壊され、変異してしまう。

 

 

たったそれだけのことなのです。

(ガンの場合、発生した異質な細胞を消し去る自己免疫機能の向上についても「食」が重要な要因となりますが、それについてはまた別の機会に説明したいと思います)  

 

 

では、そのストレスを取り除けば良いわけなのですが、C型慢性肝炎の場合はC型肝炎ウイルスがそのストレスの一番の原因です。  

 

 

しかし、このウイルスは厄介なもので簡単には消えてくれません。

(現在、医療技術がかなり進歩し、来年には日本でも、90%の確立でこのウイルスを除去できる医薬医療が保険適用されるそうです)  

 

 

ですからウイルスから受けるストレス以外の、通常の代謝活動の際の負荷を減らすことで、肝臓の負担が和らぐことになります。

 

 

この通常の代謝活動の際の負荷を減らすことに「玄米菜食を取り入れること」が非常に役立つというわけなのです。  

 

 

 

ガンの場合は、とくに現代社会においては様々な形のストレスが存在するので、色々と悩まされるところですが、玄米屋たいぞうは「食」をテーマにしておりますので「食のストレス」に対象を絞って考えます。  

 

 

人間が受けるもっとも強いストレスの一つに「空腹」という状況があります。  

 

 

しかし、今の日本でそのようなストレスを感じることは、ほとんどの人が無いと言えるでしょう。  

 

 

それどころか逆に「飽食」「満腹」が自分の意識の外でストレスになっているのです。  

 

 

 

人間が他の存在(食料)を取り入れるときは、脳は喜びストレスの解消となりますが、肉体には必ず大なり小なりストレスが生じます。  

 

 

そのストレスの一つに、他の存在を同化する際に発生する「活性酸素」というものがあります。    

 

 

なぜ食べ物を摂取したときに「活性酸素」が発生するのか?という理由と、くわしい発生メカニズムは、ここでは省略しますが、この「活性酸素」の強い酸化力のために、食料としての他の存在だけではなく、自身の細胞も必ずダメージを受けるという事実があるのです。

(自分の体に他の存在を同化させる際に、他の存在はそう簡単には同化してくれない、という事かも知れませんね)  

 

 

基本的に、この活性酸素はたくさんの食料を体内に同化させようとすればする程に大量に発生します。

(食料の種類でもその発生量は変わるようです)  

 

 

つまりは「食べ過ぎ」れば当然、より多くの活性酸素が発生するため、より肉体の細胞(特に胃や腸)が無駄に傷つくわけです。

 

 

 

日本人に多いガンの項目は「胃がん」が2番目になります。

(1位は肺がんですが、これはタバコの煙が肺細胞にとって最も強いストレスとなることが明らかになっています。もちろん大気汚染なども要因の一つでしょう)

 

 

今の飽食文化という満たされた状況が「胃がん」の要因であることに疑う余地はありません。

 

 

ではどうすれば、ガンが発生することを防ぐことができるのでしょうか。

 

 

 

答えは当然、「食事の量を減らす」なのです。

 

 

もちろん、ただ減らせば良いわけではありません。

 

 

充分に食事を楽しむことができ、人間に必要な栄養素なども、たとえ少量の食事量であっても、きちんと摂取できなければなりません。

 

 

噛む、味わうなどのきちんとした食事の仕方(経口摂取)で、そしてより少ないエネルギー(カロリー)で人間に必要な栄養を摂取することが出来る食料。

 

 

その食料の一つに「玄米ごはん」があるのです。  

 

 

私は美味しい玄米ごはんを、たくさんの人たちの身近な存在にすることが、より良い未来を導くものと確信しています。

 

 

なぜそのように確信しているか、それを書き出すと非常に多くの理由がありますが、たいぞうのホームページにて色々と説明していますので是非ご覧下さい。

 

玄米のメリット、デメリット  http://genmaiya-taizo.com/cat66/cat19/cat58/ 

 

 

 

 

 

様々な現代病の原因の中で最も大きなウェイトを占めているのが、現代の食生活のあり方です。

 

 

現代食を考えるとき、一般に添加物がやり玉に挙げられますが、私はもっとも問題視しなければならないのが「飽食」だと考えるに至りました。

 

 

もちろん様々な人工添加物が、人体に何らかの悪い影響を与えていることも事実ではあるでしょうが、それよりも、たくさんの人々がその欲望に流されてしまう「飽食の文化」こそが最も問題視しなければならないことだと私は考えているのです。

 

 

 

今の日本は豊富な栄養をもつ「食」で満ち溢れた世の中である、といえるでしょう。

 

 

しかし、その満たされた状況こそが、じつは様々な問題を引き起こしているのです。

 

 

アレルギーガン高脂血症による成人病などのすべての現代病は、まさに満たされた状況が原因だといえるのです。

 

 

なぜ満たされた状況が現代病の原因となるのでしょうか?

 

 

その理由はこれから述べていきたいと思いますが、 私はこの満たされ続けることの危険性を認識し、次の世代にこの文化をつないでいくことの危険性を認識することが重要であると考えます。

 

 

そして満たされ続けることから脱却するための食事法のあり方として「玄米」に希望を見出しているのです。

 

 

 

 

より良い食文化を考えるとき、これまでの歴史を振り返ることが重要です。

 

 

日本人は玄米という食品を、古くは縄文時代から常食の一つとして取り入れてきました。

 

 

そしてたくさんの日本人が西暦1800年くらいまでは、米をほぼ玄米のままで食べてきたことが明らかになっています。

(もちろん全員ではなく、貴族などの上層に位置する人に関しては、鎌倉時代あたりから白米を食べる文化があったようですが、それでも現代のような精白米では無かったと考えられます)

 

 

西暦1800年以降は、ほぼすべての日本人に、白米に精米して食する文化が広まり、そのころには玄米を食べることは敬遠されるようになりましたが、そのときに起ったある重大な史実があります。

 

 

それが脚気(かっけ)という病気の大流行です。

 

 

脚気という病気はビタミンB1の不足が主な原因ですが、神経障害による下肢のしびれや心不全を及ぼす、当時は結核と並ぶ国民病であったといいます。

 

 

白米を中心に食べる文化が急速に広まる中で、副食についてはまだ十分な摂取がなされていなかったため、そのような栄養障害が大流行したのです。

(ちなみにこの病気の原因は昭和初期まで解明されておらず、ビタミンB1の欠乏が原因だとわかったのは、脚気の流行からずいぶんと後の話です)

 

 

そして1900年頃には脚気を防ぐには、麦や肉類の摂取が有効ということが知られ、つまりは西欧食文化がこぞって取り入れられるようになりました。

 

 

西欧食を白米食文化に取り入れたことで、当時の国民病であったビタミンB1不足という栄養障害を克服することに成功したわけです。

 

 

しかし、1970年代になると、またしても脚気の発生が見られるようになったそうです。

 

 

原因はインスタント食品などのジャンクフードの流行です。

 

 

インスタント食品には当時ビタミン類がほとんど含まれていなかったために、再度日本での脚気の発生が頻発したのです。

 

 

これを改善するためにインスタント食品にビタミンB1などを添加することが考え出されました。

 

 

また、豚肉などのビタミンB1を多く含む食品の摂取が国家を挙げて推奨されました。

 

 

それにより現在、私たちが脚気という病気に悩まされることはまず無くなったといえます。

 

 

しかし、次に私たちが悩まされている病気とはなんでしょう。

 

 

それがガン、アレルギー、高脂血症などの現代病です。

 

 

 

これまで述べたように史実を考察すると、近代において日本人はより美味しい白米食というものを自分達の食の文化として取り入れてきたことがわかります。

 

 

そして、より美味しい食を得るために常に”その他の何か”を足さなければならない様な文化を、わずか100年足らずの間で急速に構築してきました。

 

 

そうやって足してきた挙句の果てに現代病を流行させているのが現代の私達の有り様なのです。

 

 

そもそもは玄米などの粗食だけで、人間に必要な栄養素は十分に摂取できたにもかかわらず、多くの人達が美味しいものだけを食べたいという欲望のために、雑味を排除した白米を尊重するようになりました。

 

 

そして、それだけでは生きていけないために、そのわざわざ排除した分の栄養を、また違った形で取り入れるという文化を構築してきたのです。

 

 

その違った形という食品も、より美味しい、より便利に(噛む必要がなかったり、時や場所を選ぶ必要がなかったりすること)といったことが重要視されてきたことは言うまでもありません。

 

 

このような人間のエゴによる食文化の発展というものをきちんと認識せずままに、より良い食文化を作り出すことなどということは私には考えられません。

 

 

このような人間の欲望こそが自らの首を絞めているからに他ならないのですから。

 

 

 

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 「食べる」という行為は動物の根源的な欲求です。

 

 

 動物が生を持続するためには特殊な例を除き、他の存在を食べ続けなければなりません。

 

 

 そうした中、人間という動物は各々が食べる食物の嗜好性に、いくつか共通する特徴を持っています。

 

 

 

 一般的に「柔らかい食べ物」は自身のエネルギーをあまり消費せずに取り込むことが出来るため、多くの人に好まれます。

 

 

 「甘い食べ物」はブドウ糖で構成されることが多く、人間の脳内で使用されるエネルギー源はブドウ糖のみであるため、脳が発達した人間は甘い食べ物を特に好みます。

 

 

 「脂肪」は他の物質よりも多大なエネルギー源となるため、やはり好まれる場合が多いようです。

 

 

 これらの嗜好性は本能(無意識)によるところがほとんどであり、意識でその嗜好をコントロールするのは至難の業であります。

 

 

 そして動物が己の生を維持するために持つこの本能は、今の日本の飽食文化においては非常にやっかいなものなのです。

 

 

 率直に言って、今の先進国に生きる人達の多くは常に食べ過ぎています。

 

 

 通常は食べ過ぎる前に、食べたいという欲望を抑制する本能が働くのですが、食の欲望をあまりにも刺激するような食べ物が周囲に溢れすぎているのです。

 

 

 先の甘いものや柔らかいもの、脂肪分の多いものもそうですし、旨み調味料などもその一つです。

 

 

 化学調味料とも呼ばれていますが、サトウキビなどから作られるため化学なんて呼び方は心外だというメーカーの意見があります。

 

 

 しかし本来それほど旨みのない食物に、わざわざ合成的に作られた過度な旨みを添加することにより、自然の状態であれば食べ過ぎることのない食べ物であっても食べ過ぎてしまうことが往々にしてあるのです。

 

 

 アメリカなどではベビーフードに化学調味料を添加することは禁止されておりますが、それほど人の本能のタガを外す添加物だといえるのです。

 

 

 食べ過ぎが身体に良くないということは、ほとんどの人たちがおそらく認識はしていると思いますが、なぜ良くないかについてを深く考えることはありますでしょうか。

 

 

 

 ・・・その「なぜ」の答えにはいくつかのものがありますが、もっとも気をつけなければならないことはガンでしょう。

 

 

 ガンは生体内に異質な細胞が増殖することを指しますが、異質な細胞が生まれる背景の一つに活性酸素の存在があります。

 

 

 活性酸素というものは体内に異質な存在を取り込む際に生まれる物質です。

 

 

 生体内反応で必要な物質であり、食物などの異質な存在を同化する際に使われる物質ですが、発生しすぎるとその分自分の細胞を傷つけてしまうことがあるのです。

 

 

 そのため自己細胞が変異し、ガン細胞に変化してしまうわけです。

 

 

 

 私はこの事実を目の当たりにし、より良い食生活を送るための手段を提案し続けることに意義を持つようになりました。

 

 

 食べたいものを食べない、食べたくないものを無理に食べるといった行動も問題はありますが、自由資本主義社会を背景として必要以上に煽られている食のシーンをもう一度見直すことから始めてはどうでしょうか。

 

 

 

玄米屋たいぞうの想い41 ” 平均寿命 ” につづく

 
 

 

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