過去記事玄米屋たいぞうの想い58(越前市のコウノトリ「えっちゃん」)でも取り上げたことがありますが、
福井県鯖江市のお隣の町、越前市白山地区では
「コウノトリが舞い降りる里山づくり」を合言葉に、
『コウノトリを呼び戻す農法部会』や『水辺と生き物を守る農家と市民の会』などといった市民グループが環境調和型農業の推進や環境保全活動に非常に熱心に取り組んでいます。
その活動は地元新聞社である福井新聞社の大きなバックアップもあって、昨年みごとコウノトリが一定期間の定住を果たすことができるまでの環境を創造するに到りました。
くわしくは福井新聞社ホームページのコウノトリ復活プロジェクトをご覧になってみてください → こちら
地元ならびに県外の親子達を対象にした無農薬無化学肥料での農作業体験なども大好評だそうで、農作業を通じてドジョウやカエル、フナやメダカといった様々な生き物にふれあい、親子そろって歓声を上げるといった姿には、地域住民の方々や関係各者みんなが、生き物と共生する古里づくりの将来像を見出していることでしょう。
そんな「コウノトリを呼び戻す農法」に取り組んでいる方々を心から応援している私ですが、どうしても懸念を抱いてしまうことが一つあります。
それは『自然に「生」を与えることによって、人に「楽」をも与えることは相当に難しい』ということです。
誤解を恐れずに言うならば、現時点の社会の観念からはそれは無理なことだとも言い切れるかもしれません。
もっと簡単にいうと、生き物との共生を目指しながらも、人の口により美味しく感じて貰えるような米づくりをも目指すことは難しいということです。
「自然を育む行為」を、自然をより搾取し続ける「経済」の土俵で競争させることは相当に大変なことなのです。
しかし・・しかしながら・・、そうした苦労が消費者の中で正当に評価され得るような社会を皆で目指すことこそが、文明が元で生じる、ありとあらゆる社会問題の解決につながっていく・・・・
私はそう考えています。
皆さんとそういったところを共有できたら素晴らしい・・・そう想っています。
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